海外FXで利益が出た場合は、毎年2月から始まる確定申告で所得の申告をしなければいけません。Tradeview(トレードビュー)で出た利益は損益計算書を発行して確認を行います。
損益計算書は各種プラットフォームから発行できるので、本記事で手順を確認していきましょう。
損益計算書とは?!
FXでは、勝ち負けを繰り返して利益を積み上げていきます。
全ての取引に勝利して利益を出すという方はほとんどいないでしょう。
勝ち負けを繰り返すので、そのたび損益を正確に把握する事は難しいです。
そのため、各種プラットフォームから累計の損益が確認できるようになっています。
- 毎年2月から行われる確定申告時
- 口座の解約をする時
確定申告が必要な人
海外FXをしている全ての人が確定申告が必要というわけではありません。
- 給与所得者→海外FXで年間20万円以下の利益
- 非給与所得者→海外FXで年間38万円以下の利益
上記のような方は申告の対象とはなりません。
つまり、損益計算書の発行をしなくても良いことになります。
MT4/MT5の損益計算書発行方法
Tradeviewでは豊富なプラットフォームから取引ができます。
まずはMT4とMT5の損益計算書発行方法について見ていきましょう。

MT4/MT5を起動する

まずは、Tradeviewで使っているMT4/MT5を起動します。
起動後に上部にある、「表示」→「ターミナル」の順でクリックしましょう。
MT5ではターミナルではなくツールボックスになります。
口座履歴をクリックする

次に 口座履歴を選択して画面上で右クリックをしましょう。
その後表示される項目にある「期間のカスタム設定」をクリックします。
申告年の期間を選択する

次に申告年分の期間を設定します。
申告する分はその年の決済したポジションが対象です。長期保有などで年跨ぎの保有をしたポジションは対象になりません。
レポートの保存をクリックする

最後にもう一度画面上で右クリックをして、レポートの保存をクリックします。
するとHTML形式での損益計算書がダウンロード完了です。
cTraderの損益計算書発行手順
Tradeviewは海外FXで珍しく、cTraderを使った取引も可能です。
cTraderを使って取引した場合は、前述したMT4/MT5の場合とはまた違った方法で損益計算書の発行を行います。
手順を見ていきましょう。
cTraderを起動する

まずは、TradeviewのcTraderを起動しましょう。
チャートの下部分にある、「履歴」という箇所をクリックします。
期間を選択する

次に履歴の上部にある「期間」を選択しましょう。
複数項目がありますが、申告分であれば過去12か月(1年)分を選択しておけば問題ありません。
取引履歴をダウンロードする

期間の選択ができたら取引履歴をダウンロードします。
履歴欄の右にある「明細」をクリックしましょう。
- エクセル
- HTML
上記2つから選択できますが、自身の保存しやすいもので問題ありません。
以上でcTraderでの損益計算書が発行完了です。
Tradeviewの損益計算書まとめ
Tradeviewの損益計算書についてまとめました。
- 損益計算書は確定申告時に必要
- 利益が一定水準以下で申告義務がない場合も発行しておいた方が良い
- 損益計算書は申告年1年分の利益を確認するもの
- 各種プラットフォームから発行できる
仮にTradeviewで複数プラットフォームを使っている場合は、それぞれの損益計算書を発行しておく必要があります。
利益が一定水準出ている場合は必ず確定申告をして利益額に応じた税金を納めるようにしましょう。